お世話になった/なっている独・仏語参考書

この夏はかなりの時間仏語に費やしたので、ある程度は読めるようになったと思いたい今日この頃ですが、自分の整理がてらまとめをつくってみます。独語は一年の頃から履修しており、参考書はあまりやっていないのですが、一応載せておきます。

 

◯独語

・辞書

『アクセス独和辞典 第3版』

中辞書の中ではこれが見やすく、初学者に丁寧なつくりだと思います。

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『独和大辞典』(小学館

きっちりやるなら持っておきたい。

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・文法

高田博行『素朴なぎもんからわかるドイツ文法 』

独学用の初級文法は使った限りこれが一番わかりやすかった。

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中島悠爾 『必携ドイツ文法総まとめ』
その名の通り、ドイツ語の文法が網羅的にまとめてあるもの。コンパクトなので、持ち歩くのに便利。

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尾崎盛景『自習ドイツ語問題集』

文法問題をガリガリ解きたい人に。

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初級文法書では載っていないもの、あるいは詳しい説明をみたいとき用には、

中山豊『中級ドイツ文法―基礎から応用まで』

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より専門的には、

在間進『詳解ドイツ語文法』

 

・読解

読解は大学の授業任せだったので、ほとんど参考書はやっていないのですが、授業で扱った本でためになったのは、

『時事ドイツ語』です。ただ訳はついていないので、独習には向かないと思いますが…

 

また、本屋でパラっと見た限り、

鷲巣由美子『ドイツ語を読む』はなかなか良さそうでした。

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中級以上の参考書では、

阿部賀隆『独文解釈の研究』

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横山靖『独文解釈の秘訣―大学入試問題の徹底的研究 (1)、(2)』

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が有名で評価も高いです。僕も後者を気が向いた時にちまちまやっていますがなかなか進まない 汗

 

◯仏語

仏語は完全に独学で、且つまだまだ勉強中なので、大口叩いて言うことはできないのですが、僕にとって役立ったものを紹介していきます。

 

・辞書

『ロワイヤル仏和中辞典 』(旺文社)

の電子辞書ver.を使っています。紙辞書にはCD-ROMがついていて、お得ではあります。

 

大辞書なら、

小学館ロベール仏和大辞典 』(小学館

が有名ですが、持っていないのでなんとも…

 

・文法

最初は大学一年生の授業で使うような薄い教科書を一通り読みました。

その後、アウトプットとして、

國枝孝弘『基礎徹底マスター!フランス語練習ドリル (CDブック)』

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を。やはり問題を解く作業がないと定着は難しい。

 

久松健一『ケータイ「万能」フランス語文法』
仏語版、『必携ドイツ文法総まとめ』とも言える。しかし、本書は構成がレベル別になっているので、ドイツ版のように一通り文法を抑えてから、「あれ…?」というときに、サッと特定の文法を一覧して参照することができず不便でした。

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他にも、僕は使っていませんが、定評のある参考書に、

森本英夫『新・リュミエール―フランス文法参考書』
があります。

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中級以上では、

目黒士門『現代フランス広文典 』

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新倉 俊一『フランス語ハンドブック』

が双璧をなすと言って良いでしょう。

 

とことんやるなら、

朝倉季雄『新フランス文法事典』

語法に関しては、これが丁寧。仏作文にも有用。
ポール・リーチ『現代フランス語法辞典 』
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・読解

島田実『やさしい仏文解釈』

文法を終えたらこちらに進むのがおすすめ。収録された文章はエッセイ風の柔らかいものが多いが、いろいろな種類のテーマがありおもしろいです。ド・ゴールの演説やルソーの文章も載っています。

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川本茂雄『高等仏文和訳演習』

入門のあとにはこれを。僕は現在(2012/9月末)こちらをやっている途中です。
結構古い本ですが、短めの文章を精確に読む練習にはもってこい。amazonのレビューにもあるように、問題を和訳する際に解説が見えないように、また解説を読む際に常に問題文を参照できるよう配慮されたつくりなっており、解説もありがちな参考書のように簡単な文法説明と語彙が載っているだけではなく、ありがちな誤訳例などを引き合い出しながら丁寧な説明が記されているので、独習者には最高の本だち思います。はしがきにもあるよう「大学で一年間毎週二時間みっちりと教授から直接指導を受けるのに勝るとも劣らない効果」が期待できると思います。

 

また、仏文に慣れるためアルベール・カミュの『異邦人』の原書を読んでいます。なんとカミュ本人による朗読CDがあるので、それを聴きながら発音の勉強にも役立てています。

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L'etranger

L'etranger

Amazon

 

とりあえずは以上です。僕の場合、あとは読書会や大学の原典講読で鍛えてもらっています。

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(2012/11/12追記)

・発音

上記のように、仏語は独学なので発音が非常に悪いので、発音の参考書を買いました。類書はたくさんあるのですが、コレにしました。

カナ読みではなく、とにかく発音記号を身につけさせるもので、説明も丁寧で口の構造のイラストもわかりやすい。

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(2013/01/29追記)

・文法

最終確認&復習用に、
西村牧夫『解説がくわしいフランス文法問題集』

 

・作文

手始めにこれが評判良いとのことなので、

山田博志, フランク ヴィラン『1からはじめるフランス語作文 』

3月各種シンポ情報

自分用に整理したものを載せておきます。
現時点で僕が把握しているなかで、且つ個人的に興味のあるもののみなので、当然漏れ等あると思いますがご容赦を。

・【3月3日】脳科学リテラシー部門第11回研究会
「精神医学と哲学」
13:0018:30
加藤忠史氏精神疾患の生物学的研究の課題」
加藤敏氏「現代において正常と異常を考える―臨床哲学の見地から」
村上靖彦「看護師の語りと現象学的分析の方法」
内容等は以下リンクにて

・【3月3日】慶應義塾大学言語文化研究所 総会記念講演
16:15~18:00
安西祐一郎氏「認知科学研究の展望」
 
・【3月4日】第10回フッサール研究会
9:10〜19:00
場所:東京大学本郷キャンパス 法文2号館
内容等は以下リンクにて
 
・【3月10日】間文化現象学ワークショップ
9:10〜16:50
場所:立命館大学衣笠キャンパス学而館2階第3研究会室
内容等は以下リンクにて
 
・【3月13日、15日】ダニエル・シボニー特別講演会
13日:17:0019:30
「他者の倫理と存在の倫理:レヴィナス批判」
15日:17:0019:30
「三つの一神教と実存的問い」
場所:明治大学駿河台校舎リバティタワー12階1123教室
ポスターのダウンロードは以下リンクにて(pdf
 
・【3月19日】認知哲学研究会第7回
シンポジウム「道徳と感情——ヒュームから脳科学まで」
13:30~18:30
場所:東京大学駒場キャンパス16号館1階107号室
内容等は以下リンクにて
 
・【3月23日】第7回多摩哲学会
13:00~17:00
場所:専修大学神田キャンパス 7号館3階731会議室
内容等は以下リンクにて
 
・【3月31日】日仏哲学会2012年春季研究大会
10:30~17:00
一般研究発表:A会場―第4講義室、B会場―第6講義室
シンポジウム Lévi-Strauss et sa philosophie (「レヴィ-ストロースとその哲学」):第7講義室
場所:京都大学吉田キャンパス・文学部校舎(文学部新館)・2階
内容等は以下リンクにて
 
 
 
2012/03/09追加・修正