新生活を乗り切るために買ったもの

去年の4月から初の一人暮らしをしております。貧乏です。
引っ越し直前&直前のアマゾンの購入履歴を見つつ書いてみました。参考になれば幸い。

ちなみに私の場合は、

  • 遠方への引っ越しだったのでなるべく荷物を減らしたかった
  • それ以前までは実家だったので、台所用品や家具家電をある程度揃える必要があった
  • いても1〜2年のみの短期赴任
  • というか鬱だし金ないし本重いし死にたい

という状況でした。

引っ越し

結局引っ越し会社は使いませんでした。幸い現地に知人がいたので、とにかく郵送してしまう作戦。
私の場合は、服と本さえとりあえず運べば良かったので、ゆうパックで済ませました。
ゆうパックは、1箱の縦・横・高さの合計が 170 cm以内で、1 箱 30kg までならOKです。
引っ越しなら「同一宛先割引」か「複数口割引」のいずれかが適用されるでしょう。
本を30kgギリギリまで詰めて何個も送ったので、ゆうびんやさんには仕事とはいえかわいそうなことをさせてしまった。
料金計算はこちらで。

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2017年1月の本

今年から読んだ本のリストを月ごとにつけていくことにした。
読んだと言っても、必ずしも全て読みきったことは意味しないし、再読したものもある。コメントは気が進めば書く。
その辺りはゆるくやっていこうと思う。

「今月の本」のルール

  1. 毎月読んだ本をリストにしてブログを更新。
  2. 読んだと言っても、必ずしも全頁を読みきったことは意味しないし、再読したものもある。
  3. とはいえ、必ず入手し、本文に少しでも目を通すことが条件。
  4. コメントを書くかどうかは時間と体力次第。
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私家版 西周簡易ブックガイド

個人HPで公開していたものですが、こちらに転載し直します。

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写真は西周旧宅。彼の故郷、津和野にあります。撮影者は私。

簡易的な西周の一次文献と二次文献の紹介です。
より詳しい文献情報は下記を参照(ちょっとサボリ気味)。
docs.google.com

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私家版 ユダヤ教・思想ブックガイド

 先日菅野賢治さんの『フランス・ユダヤの歴史 上下』(慶應義塾大学出版会)を読み、その圧倒的なお仕事に衝撃を受けた。こうした本が日本語で読めることはほぼ奇跡と言ってもよいのではないかという思いを抱いた次第。もちろん、日本では菅野さんをはじめ、碩学による良質なユダヤ関連書籍が数多く存在する。しかしながら、アマゾンで「ユダヤ(教)」と入力すると、怪しげな本ばかりが表示されてしまうという悲しい現状があり、さらには普段接している中で、学歴もそれなりに高く、一般的に賢いと言われるような人が日ユ同祖論とかユダヤ陰謀論を真顔で話してくることも残念ながら稀ではない。

こうしたなか、ふとユダヤ教ないしユダヤ思想にかんする良質なブックガイドはどこかに出回っていないだろうか?と思い、探したがあまり出回っていないらしい*1。そこで、これまで読んできたもののうち、日本語で読めるものに絞っておすすめをまとめてみることにした。

とはいえ、ユダヤ教ユダヤ思想の専門家というわけではないのでお手柔らかに。私の関心はあくまでレヴィナスなので、分野的に偏っているところもあるだろう。「これ入れてないとかありえんだろ!」というものがあれば、ぜひご教示いただけると幸いです。

※隙を見て更新予定。
ver.2: 2017/02/07
※あまりに量が多くなるのを避けるため、一次文献は必要最低限にしました。概説書の書誌情報などから辿っていけるでしょう。

*1:他にwebで気軽に見ることのできるものとしては、鶴見太郎氏のwebサイトがあり、有用。また、数年前私が書いた近刊本レビューが先日web公開されました。 http://rhetorica.jp/review/ishii01

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【追記あり】今年の20冊&買って使って良かったもの/積み残しの10冊

今年は4月から一人暮らしをはじめたこともあり、色々購入したりもらったりしたのでそのまとめ。

今年の20冊+1

あくまで今年読んでよかった本(今年刊行されたものとは限らないし、再読したものも部分的に読んだものも含む)から選びました。
修論関連の二次文献は誰得なので除いたため、実質的には今年の4月以降読んだものになります。

  • アントワーヌ・ベルマン『翻訳の倫理学―彼方のものを迎える文字』藤田省一訳、晃洋書房、2014年

  • 松浦寿輝『明治の表象空間』新潮社、2014年

[asin:4588130218:detail]

  • ヒューバート・ドレイファス+チャールズ・テイラー『実在論を立て直す』村田純一監訳、法政大学出版局、2016年

[asin:4480068899:detail]

  • 多田一臣『万葉語誌』筑摩選書、2014年

  • 森永豊・細川貂々『てんてん哲学に出会う―怒りっぽいわたし、どうしたらいい?』中野商店、2016年

(追記)大事なものを一つ忘れてました…

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新大学生に送ったブックリスト

 現在私は島根のとある街で塾講師をしながら糊口をしのいでいるのですが、その生徒の一人が関西の名門私大の歴史学科にAO試験で見事合格しました。
卒業まで時間のある生徒氏からおすすめの本を訊かれたので、以下のブックリスト作って渡したところ、結構喜んでくれたので今後も高3生には一人ひとりブックリストを押し付けてみようかなあと思っています。
以下その転載です。その生徒の興味関心に合わせたものですが、人文系新入生にはある程度通用するものになっているんじゃないかと思っています。

追記
先を越されてしまいましたが、その生徒氏には同僚の id:seshiapple
http://seshiapple.hatenablog.com/entry/2016/11/17/130705を加えて送りました。一応ざっとお互い確認して重複はなくすなどしました。

※なおその生徒宛へのメッセージなどは省いております。
※まずはじめの一冊に読んでほしいものや個人的におすすめのものはアマゾンのリンクを貼ってみました。

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研究中途報告

TwitterFacebookにて報告致しましたが、4月より島根県の津和野というところで働くことになりました。
現時点の予定では、一年間現地で働き、来年度はまた研究の方に戻ってきたいと思っていますが、正直なところどうなるかわかりません。

ということで、一度これまでの私の研究を――大したものもありませんが――まとめてみたいと思います。
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[追記]:2016/06/01
記事作成以降発表したものも追加で書いていくことにします。
[追記2]:2016/12/22
研究業績などは以下の個人ページにまとめることにしました。
今後はこちらを御覧ください。
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【学位論文】


【投稿論文】

  • 「瞬間・メシア・他性 ――『実存から実存者へ』の時間論分析――」、『哲学の探求』、哲学若手研究者フォーラム、第 42 号、pp. 315-334、2015 年。[ PDF ]


【口頭発表】

  • 「瞬間・メシア・他性 ――『実存から実存者へ』の時間論分析――」、哲学若手研究者フォーラム、早稲田奉仕園、2014年7月19日。
  • 「なぜ共同存在は他者を起点にしなければならないのか?――『全体性と無限』における社会性と言語――」、哲学/倫理学セミナー(第一〇八回、【特別企画】シンポジウム:共同存在の行方~ハイデガーとその後~)、お茶の水女子大学、2015年7月25日。
  • レヴィナスによる被投性解釈の変遷とその意義]」、日仏哲学会(2016年春季研究会)、京都大学、2016年3月19日。