2019年5, 6月の本

5月、6月は謎に忙しかったので、二ヶ月まとめての更新です。忙しすぎてコメントを手抜き。

「今月の本」のルール

  1. 毎月読んだ本をリストにしてブログを更新。
  2. 専門的な論文などは除く。
  3. 読んだと言っても、必ずしも全頁を読みきったことは意味しないし、再読したものもある。
  4. とはいえ、必ず入手し、本文に少しでも目を通すことが条件。
  5. コメントを書くかどうかは時間と体力次第。
  • フィリッパ・フット『人間にとって善とは何か』

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[asin:439332353X:title]』を読んでいるので、そのあとのおさらいといっては何だけど読みました。

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最近(倫理の領域での)アリストテレス本質主義について関心が出てきたので、ヌスバウム先生入門してる。

  • 菊池理夫ほか編『徳と政治』

倫理学強化週間なので。編者が言うように、徳倫理学政治学や政治理論との関係を論じていることに本書の新規性がある。とはいえ、徳倫理の入門書としても優れているので、一石二鳥的な本でもある。

  • 『思想』2019年 5 月号

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米田さんや中先生のものを読みたかったので購入。

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ついに!と言う感じ。

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とりあえず購入。

  • 陳 力衛『近代知の翻訳と伝播』

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あとがきにもあるように、筆者のこれまでの研究の集大成とも言える一冊。
多種多様なデータを駆使し、日中間の言葉や思想の伝播を地道に、しかし鮮やかに描き出すもので大変勉強になった。索引も充実しており、辞典的に使えるのが嬉しい。

  • 桑田禮彰『議論と翻訳』

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タイトルの通り、議論と翻訳をテーマに明治維新期の知識人らの活動から、知のあり方を探求するもの。
私の関心は翻訳にあるので、その部分を重点的に読んだ。様々な思想家の翻訳論が紹介されており、それをチェックしたい人には有益である。しかし、引かれている文献は古く、引用も長いため、筆者オリジナルの主張や本それ自体の方向性が見えづらいようにも思えた。

  • ポール・ブルーム『反共感論』

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前々から興味はあったが、最近になってレヴィナス×共感について書きたくなったので。

  • 山下 泰平『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』

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大人気のまいボコ。寝る前に読んでるけど、夜更かしになっちゃう面白さ。

  • Michael L. Morgan(ed.), The Oxford Handbook of Levinas

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待ってました!というやつ。分厚いので、まだ読み切れてはいない。この夏で消化する予定。
目次はこちらレヴィナスにそこそこ詳しい人が見ればすぐに気づくように、いわゆる前期思想を扱ったものは少なく、フランス系はほぼゼロでみん英米系研究者のみ。

  • Corine Pelluchon, Les Nourritures. Philosophie du corps politique

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久しぶりにAmazon. frで買い物。今をときめくペルション先生のもの。近く翻訳されるようですが、レヴィナスの享受論の新展開。

  • Corine Pelluchon, Ethique de la considération

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久しぶりにAmazon. frで買い物。これの読書会やりたいなあと思っています。

  • Gérard Bensussan, Les deux morales

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久しぶりにAmazon. frで買い物。碩学ベンスーサン先生の新刊。

  • Lisa Foran, Rozemund Uljée(eds.), Heidegger, Levinas, Derrida: The Question of Difference

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なぜかハードカバー版が2200円ほどで投げ売りされていたので、とりあえずポチった。けれども、正直食指が動く論文はほぼゼロです。

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当たり外れはあるものの、中国SFモノはなんとなく継続して全部買ってる。