2017年6月の本

今月の本です。ちょっと仕事山積みなのでコメントは適当です。

「今月の本」のルール

  1. 毎月読んだ本をリストにしてブログを更新。
  2. 読んだと言っても、必ずしも全頁を読みきったことは意味しないし、再読したものもある。
  3. とはいえ、必ず入手し、本文に少しでも目を通すことが条件。
  4. コメントを書くかどうかは時間と体力次第。

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ところどころで挿入されるケーススタディはまあまあ面白かったが、本論は大した内容もなし。

  • 片山 善博、糸賀 雅児『地方自治と図書館』

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慶應政治学図書館情報学の教員のタッグ。「知の拠点づくり」という発想には諸手を挙げて賛成だが、地方自治体や地方大学の図書館費なんかはかなり悲惨なことになってるので、その辺りにもっと切り込んでいってほしい。あと、CCC(ツタヤ図書館)とかどう思うのかなと。

  • ビル・レディングズ『廃墟のなかの大学』

大学論ではそろそろ古典になりつつあるのかもしれない。

  • 長島 要一『森鴎外―文化の翻訳者』

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7月になるイベント準備用に読んだ。

  • 沖森 卓也『日本語全史』

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7月になるイベント準備用。幕末から明治にかけての箇所を読んだ。

  • 柳父 章『近代日本語の思想: 翻訳文体成立事情』

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これもイベント準備用。

  • 斎藤 信治『哲学初歩』

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本書はおそらく、西周による希哲学→哲学の訳語変更に最も批判的な立場を鮮明に出したもの。
その記述をしっかり読みたいがために買ったが、他の箇所も案外(失礼)面白かった。

  • POSSE』2017/06 vol.35

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いただきもの。ありがとうございます。

  • 李 珍景『不穏なるものたちの存在論

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これは冒頭しかまだ読めていない。楽しみ。

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買ったけど、すぐPDFが公開されて発狂。

川瀬さんの論考をお目当てで購入。フランス現代思想のパートでは、ラカンからジジェクを集中して扱っているのもこれまでの類書と被りがなくて良い。

  • 平田 オリザ『下り坂をそろそろと下る』

平田さんは『演劇入門』以来だろうか。ざっと読む。
結構言いたいこともあるが、まあ機会があれば。たつるんと同じ箱にポイって入れた。

一緒に読書会をやっている緑雨さんから教えてもらいました。良書ですね。
吉本もちゃんと読みたくなります。

 

  • 卞 崇道『日本近代思想のアジア的意義』

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中国ではじめて本格的な日本思想の専攻を立ち上げた碩学によるもの。

  • 飯間 浩明『伝わる文章の書き方教室』

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下宿民用に。長門さんから教えていただいた。これはおすすめですね。文章に不安のある大学生は独習教材として、高校生には授業の教材に使えます。


他にも月末にごそっと買ったのですが、まだ読めてないので来月に持ち越しで。