iPad mini×i文庫HD×物書堂の辞書で研究環境を整えてみた(追記あり)
買ってしまったiPad mini。
とはいっても、最近発売したRetina版ではなく、2012年発売のMD529J/Aです。容量は32GB。
中古で27,000円ほどで購入。
以前kindlePWを買った時、「これさえあれば、iPadなんて必要ないんや!」などと強がってみましたが、やはりアプリの充実や操作性を考えると段違いです。
◯選んだポイント
・なぜ今更先代のminiか?
iPad airという選択肢もあったのですが、やっぱり高いのと、片手で読め、通学時間でも活用しやすいminiにしました。
また用途は基本PDFリーダー(文献読み)です。それゆえ別に画質に固執する必要はないと思い、非Retinaにしました。
音楽や動画を入れたりはしないので、16GBでもおそらくは問題ないのでしょうが、ビクビクしながら使うよりはある程度余裕をもって使いたかったのと、偶然安い中古を見つけたので32GBにしました。
結果として、とても満足しています。
◯使用法
以下、iPad miniを文献読みツールとして使うときに便利なアプリとともに紹介したいと思います。(先輩の受け売り)
まずiPadのブックリーダーアプリとしては、i文庫HDがおすすめです。
長所として、①DropboxやEvernotなどとの連携機能あり、②しおりをつかってハイライト&メモを埋め込むことも可能(あるいはそのメモをエバノに送信も可能)、③検索機能あり、④「辞典Appで検索」機能に対応が挙げられます。②〜④はPDFの場合、文字認識がされていることが前提ではあります。
とくに文献読みツールとして使うとき、④「辞典Appで検索」機能に対応していることが役立ちます。(なお、①〜③については、「iPad mini i文庫HD」とかでググれば素晴らしい紹介記事があるのでそちらを参照してください)
「辞典Appで検索」機能とは、他のアプリケーションから呼び出して辞書検索を行うものです。
辞書アプリを持っていれば、外国語文献を読む際、調べたい単語をワンタッチで引くことができます。
そこでi文庫HDの「辞典Appで検索」機能を活用するためにおすすめなのが物書堂の辞典アプリです。
設定は簡単で、i文庫HDから設定→アプリケーション連携を選び、持っている辞書のURLを物書堂のサイトやi文庫HDのアプリケーション連携のページを参照して打ち込むだけです。
◯参考までに使ってみた例
これは『レヴィナス全集』第一巻所収の「捕囚手帳」の最初の草稿頁です。(自分で自炊したもの、OCR処理済み)
まず調べたい単語を選択し、[その他]を選ぶと、
このように、連携した辞書アプリが選択できます。
ロベールへ。テクストに戻るのもワンタッチで出来ます。
私はウィズダム英和とロベール仏和のアプリを持っているので、英語と仏語の文献であれば、上記のようにiPad miniだけでストレスなく読み進めることができます。しかも全てオフラインで。
あとは小学館の『独和大辞典』アプリが出ると最高にうれしいのですが、どうなるやら。期待したいです。
(追記)
物書堂さんのtwitterアカウントより、『独和大辞典』のアプリが来月リリースするとのお知らせをいただきました。
これは買いでしょう!
(追記の追記)
物書堂より『独和大辞典』のアプリがリリースされました。
https://itunes.apple.com/jp/app/xiao-xue-guan-du-he-da-ci/id806184320?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
2月末まで4,000円でのセール販売とのこと。
もちろん私も即買いしました。これで英仏独の文献が楽々読めるとともに、電子辞書を持ち歩く必要さえ薄れてきました。