kindle paperwhite使用感など
ついにkindle PW 3Gを購入。
選んだポイントや使用法など書いておきます。
◯選んだポイント
・なぜkindleか?なぜPWか?
電子書籍端末は色々あるが、いまのところ市場の大きさから言ってAmazonが独走状態だと思うので、他社製品はそもそも考えなかった。
もちろんPCやiPadなどでもkindleアプリを使えば読めるのだが、目が疲れる。その点kindleの電子ペーパーはやはり読みやすい。
加えて私は集中力散漫なので、タブレットだとついついTwitterを開いたりしてしまうので読書に専念できるものが良かった。
ちなみにkindleには充電器がついていないが、USB用のものなら使えるので無理に買う必要はない。私は先代のiPhone付属の充電器を使っていますが問題ありません。Amazonの正規品はなんか早く充電できるらしいので欲しければどうぞ、という感じ。
・なぜ3G版か?
これは単に私が持ち運びできるwifiルーターなどを持っていないから。持ってる人はwifi版のほうが安いしそちらで良いと思う。それにしても3G無料というのはかなり太っ腹。
・アカウント
国外用アカウントを使用。あえてjpアカウントとは統合していない。
そもそも私が新刊で小説や漫画を買う機会は少なく、買うとしたら研究書がほとんどなのだが、邦語研究書のkindle化は全然されていないのが現状。そもそも研究書を含め電子書籍の普及率は洋書の方が圧倒的だ。
usでは売っていてもjpでは売っていない電子書籍も多く、あとあとアカウントをjp版に切り替えて使うことは可能なので、わざわざ電子書籍へのアクセサビリティを減らしてまで統合するメリットはないと判断しました。
◯使用法
・用途
基本英語文献を読むために使う予定。はじめからプログレッシブ英和中辞典が入っているのでそこまでは困らないし、MOBI対応の英辞郎を入れることも可能(有料)。とりあえずはデフォのままで使ってみる。
本当は仏和辞書を入れたいのだが、やり方はあるもののわからず試行錯誤中。
方法としては、ロワイヤル仏和中辞典付属のCD-ROMをEPWINGに変換して云々、無料の仏和辞書をmobi形式に変換して云々とあるが、後者はMacに対応してなかったりで作業停止中。知ってる人いたら教えて下さい…
・自炊(追記)
kindleは自炊にはあまり向かないのだが、出来ないわけではない。
やり方はいくつかありますが、簡単なのはkindleをPCにつなげて①そのままPDFをぶち込む、②PDFファイルをmobi変換してぶち込む、③Amazon公式のアプリSend to Kindleを使う、です。
①の利点としては、ページズレや文字化けがないことが挙げられます。その一方でkindleではpdfの縮小・拡大をこまめに調節することが出来ず、余白が多く文字も小さく表示され、読むづらいというデメリットもあります。余白については、PDF Scissorsというアプリ(無料)で削ることができるのですが、kindleに移した際にそれが反映されず!(なにか知っている人いたら教えて下さい)、他の読書ツールに比べ使い勝手は良いとは言えません。
②のmobi変換した場合、少々の文字化けとページズレが出てしまうデメリットがあります。PDFファイルをmobi変換する方法は、Calibreというアプリ(無料)を使うのですが、こちらのブログ記事が大変分かりやすかったです。
ちがいはmobi変換されたもののほうが、文字がかすれにくいという点が挙げられるようですが、正直一長一短というところです。mobiに変換するとkindle上でフォントの大きさや行間、余白の設定ができるので、個々のテクストに合わせてこれらの設定をいじってなんとか読みやすいベターな環境を作って読むことはできます。
③のSend to Kindleを使った場合、kindle用のファーマットを使うか否か選ぶことができ、選んだ場合②と同様ページズレが出てしまうのですが、いくつか試したところ、よりオリジナルに近い状態が保てます。使い方は簡単で先のリンクからDLし、Macならアプリにファイルをドロップするだけ。これでAmazonが勝手にkindleへファイルを変換し、送信してくれます。
試してみての感想としては、「やっぱりkindleは自炊にはあまり向かない」です。
差し当たり書籍などのページ数の多いpdfファイルに関しては、③の方法がベターです。なにかいい方法(PDF Scissorsの設定の反映の仕方など)を知っている方がいればぜひご教授ください…
いまのところこんな感じ。
臨時収入で買ってみたけどかなり快適ではあるのでオススメです。
お世話になった/なっている独・仏語参考書
この夏はかなりの時間仏語に費やしたので、ある程度は読めるようになったと思いたい今日この頃ですが、自分の整理がてらまとめをつくってみます。独語は一年の頃から履修しており、参考書はあまりやっていないのですが、一応載せておきます。
◯独語
・辞書
『アクセス独和辞典 第3版』
中辞書の中ではこれが見やすく、初学者に丁寧なつくりだと思います。
『独和大辞典』(小学館)
きっちりやるなら持っておきたい。
・文法
高田博行『素朴なぎもんからわかるドイツ文法 』
独学用の初級文法は使った限りこれが一番わかりやすかった。
尾崎盛景『自習ドイツ語問題集』
初級文法書では載っていないもの、あるいは詳しい説明をみたいとき用には、
より専門的には、
在間進『詳解ドイツ語文法』
・読解
読解は大学の授業任せだったので、ほとんど参考書はやっていないのですが、授業で扱った本でためになったのは、
『時事ドイツ語』です。ただ訳はついていないので、独習には向かないと思いますが…
また、本屋でパラっと見た限り、
鷲巣由美子『ドイツ語を読む』はなかなか良さそうでした。
中級以上の参考書では、
阿部賀隆『独文解釈の研究』
横山靖『独文解釈の秘訣―大学入試問題の徹底的研究 (1)、(2)』
[asin:4261071339:detail][asin:4261071347:detail]
が有名で評価も高いです。僕も後者を気が向いた時にちまちまやっていますがなかなか進まない 汗
◯仏語
仏語は完全に独学で、且つまだまだ勉強中なので、大口叩いて言うことはできないのですが、僕にとって役立ったものを紹介していきます。
・辞書
『ロワイヤル仏和中辞典 』(旺文社)
の電子辞書ver.を使っています。紙辞書にはCD-ROMがついていて、お得ではあります。
大辞書なら、
が有名ですが、持っていないのでなんとも…
・文法
最初は大学一年生の授業で使うような薄い教科書を一通り読みました。
その後、アウトプットとして、
國枝孝弘『基礎徹底マスター!フランス語練習ドリル (CDブック)』
を。やはり問題を解く作業がないと定着は難しい。
他にも、僕は使っていませんが、定評のある参考書に、
中級以上では、
目黒士門『現代フランス広文典 』
新倉 俊一『フランス語ハンドブック』
が双璧をなすと言って良いでしょう。
とことんやるなら、
朝倉季雄『新フランス文法事典』
語法に関しては、これが丁寧。仏作文にも有用。
ポール・リーチ『現代フランス語法辞典 』
[asin:4469051667:detail]
・読解
島田実『やさしい仏文解釈』
文法を終えたらこちらに進むのがおすすめ。収録された文章はエッセイ風の柔らかいものが多いが、いろいろな種類のテーマがありおもしろいです。ド・ゴールの演説やルソーの文章も載っています。
川本茂雄『高等仏文和訳演習』
入門のあとにはこれを。僕は現在(2012/9月末)こちらをやっている途中です。
結構古い本ですが、短めの文章を精確に読む練習にはもってこい。amazonのレビューにもあるように、問題を和訳する際に解説が見えないように、また解説を読む際に常に問題文を参照できるよう配慮されたつくりなっており、解説もありがちな参考書のように簡単な文法説明と語彙が載っているだけではなく、ありがちな誤訳例などを引き合い出しながら丁寧な説明が記されているので、独習者には最高の本だち思います。はしがきにもあるよう「大学で一年間毎週二時間みっちりと教授から直接指導を受けるのに勝るとも劣らない効果」が期待できると思います。
また、仏文に慣れるためアルベール・カミュの『異邦人』の原書を読んでいます。なんとカミュ本人による朗読CDがあるので、それを聴きながら発音の勉強にも役立てています。
とりあえずは以上です。僕の場合、あとは読書会や大学の原典講読で鍛えてもらっています。
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(2012/11/12追記)
・発音
上記のように、仏語は独学なので発音が非常に悪いので、発音の参考書を買いました。類書はたくさんあるのですが、コレにしました。
カナ読みではなく、とにかく発音記号を身につけさせるもので、説明も丁寧で口の構造のイラストもわかりやすい。
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(2013/01/29追記)
・文法
最終確認&復習用に、
西村牧夫『解説がくわしいフランス文法問題集』
・作文
手始めにこれが評判良いとのことなので、
山田博志, フランク ヴィラン『1からはじめるフランス語作文 』
3月各種シンポ情報
自分用に整理したものを載せておきます。
現時点で僕が把握しているなかで、且つ個人的に興味のあるもののみなので、当然漏れ等あると思いますがご容赦を。